いづ藤についてabout us
いづ藤の歴史
明治から続く味の伝統
現三代目の祖父である伊藤秋政が始めた「いづ藤漬物舗」。
その歴史は大変古く、明治後期にまで遡ります。
当時、現在の広小路のあたりに存在していた「いづみや」という
漬物店の奉公として入った秋政は、番頭を経て暖簾分けを賜り、
現在の浄心でいづみやの「いづ」と伊藤の「藤」をかけた、
いづ藤漬物舗を始めました。
しかし、第二次世界大戦中に空襲で多くを消失してしまったさきのいづみやは、戦後消滅してしまいます。
味を守る想い
一方、戦後すぐに現在のいづ藤漬物舗の店舗所在地である栄に店を構えた秋政は、消滅してしまったいずみやの味を守るべく奔走します。
酒粕は漬物の命となる材料です。戦後仕入れが難しくなってしまった酒粕を調達する為、全国各地を飛び周り味を守りました。
簡素化が進む現代の漬物業界において、私共いづ藤漬物舗の漬物は、昔ながらの製法を守り、材料にこだわり、明治から続く伝統の味を守ります。
店舗を拡大化せず、1店舗のみでの営業する方針も、お客様に本物の味をお届けする為のお約束の証です。
守り続けた伝統の味
"井筒の中の藤の文字"
それはおいしさと信頼の印。
一歩踏み入れると、ふんわりと天然の味醂粕の香りが漂う店内。
昔ながらの製法で作られる味醂粕100%を使用した守口漬。
添加物は一切使用せず、二年の歳月をかけてじっくり仕込んだ伝統の味。
こだわりの竹たがをまいた本樽容器も老舗ならでは。
アメ色の濃さと輝きが漬け込んだ歴史を物語ります。