[いづ藤のこだわり]
SDGsとは、持続可能な世界を実現する為の17のゴールと169のターゲッットから構築された2030年までの国際目標で、2015年9月の国連サミットで採択されました。
”国連サミット”と聞くと、私たちには関係のないと思いがちですが、この目標は、“地球上の誰一人取り残さない”ことを誓い、私たち一人ひとりにも、積極的に取り組もうと呼びかけている国際目標なのです。
そこで今回は、このSDGsの17のゴールを意識したいづ藤の取り組みについて触れてみたいと思います。
目標項目12『つくる責任、つかう責任』
この目標事項は、私どもが商売において最も関係性の深い志です。
食料の廃棄が深刻化し、世界でも大きな問題となり、且つ食品に含まれる“添加物”も人体への影響はもちろん、地球環境にも影響を及ぼす問題と言われつつあります。
漬物業界においても、利益重視の大量生産を追い求めるあまり、古来から伝わってきた日本食の“ほんもの”の味わいから遠くかけ離れ、添加剤や防腐剤を大量に用いた“漬物まがい”の商品も多く出回っている風潮が強いように感じております。
私どもいづ藤の想いは、『ほんもの味』を食して頂きたい。
この “ほんもの”には、伝統的な製法を受け継いだ歴史が詰まっています。
昔ながらの製法は、手間はかかりますが、余計なモノは殆ど使用せず、“発酵”などの人体に有益な「自然の力」を利用しています。
漬物の記事にも記載しましたが、味醂粕や酒粕、大根、瓜など、様々な角度から健康に有益な成分が見つかっています。
・単につくるのではなく、つくり手として責任を持った商品づくりに取り組む。
・食品をつくる者として、“ほんもの”の味をつくり続け、守る事への責任。
この取り組みこそがSDGsの目標に繋がる事だと考えております。
そして、「つかう責任」も重要です。
・自分自身や家族の健康、日本の健康、地球の健康を考え、“商品を選ぶ”という意識。
何気ない日常のワンシーンに、「SDGs」という国際目標を意識した行動を私たち一人、一人が取り入れていくことが、未来に対しての責任を持つことになると考えています。
今を生きる私たちの行動に問われはじめています。