いづ藤のよみものbook

CHOCOLATERIE TAKASU様とのコラボ商品「モリグチジェット」

[守口漬のあれこれ]

お漬物の新しい可能性を追及するいづ藤のコラボ商品。

第二回目の今回は、世界でもっとも権威あるチョコレートの品評会C.C.Cで“世界で“100人のショコラティエ“に選ばれた、実力派の若きショコラティエ、高須シェフが手掛けるチョコレートのコラボ商品が実現しました。

 

それが、こちら↓↓↓

オランジェットならぬ、『モリグチジェット』の完成です。

いづ藤だからこその守口大根味醂粕漬のアメ色が、チョコレートの色味と見事にマッチしていて、見た目に全くの違和感を覚えません。

そして、驚くべきはそのお味と食感。

シャキシャキとした食感は林檎に近いそう。

高須シェフ曰く、“味わいは洋ナシの様ですが、全く新しい食感と風味です。守口大根味醂粕漬独特の複雑で奥ゆきのある風味が、他のどの食材にもないチョコレートとのマリアージュを奏でている。”との事。

毎月1日~15日にご予約受付いたします。
お電話、店頭、下記のURLでご予約承ります。

▽ネットショップ IZUTO
https://izutojapan.stores.jp

 

高須シェフ自身の新しい挑戦ともなった「モリグチジェット」の開発について、高須シェフ自身にお話しを伺ってきました。

▲若き実力派ショコラティエ、オーナーの高須シェフ。

 

高須シェフがオーナーを務める、久屋大通のお店「CHOCOLATERIE TAKASU」

店内シックな雰囲気で統一され、アンティーク調の店内はまるで海外のチョコレートショップ

ヨーロッパの中でも特にフランスをイメージしているそうで、伝統と新しさの調和が店内の雰囲気からも感じ取れます。


また、“特別な日ではなく、日常の中でチョコレートを楽しんでほしい”との想いが、このお店のコンセプト。

そんなCHOCOLATERIE TAKASU様の「何気ない一日を、チョコレートで特別な日に」という想いを込めて作り出されるチョコレートは、まさに美しく絶品。

ショーケースには、見ているだけでうっとりするようなチョコレートの数々が並んでいます。

▲一粒一粒丁寧に作られるボンボンショコラ。

▲艶めきが美しい生ケーキ。

高須シェフのチョコレートへのこだわりは、良質なカカオを求めて世界に出向く事から始まります。
自身の納得のいくチョコレートをつくる為には、とことんこだわり抜く姿勢に脱帽です。

そんなチョコレートへのひたむきな情熱が、多くの人を魅了するチョコレートを生みだすのでしょう。

今回、このモリグチジェットの為に使用したチョコレートは以下の3種類。

●チョコレートらしいウッディの香りが特徴的な、コロンビアの中心部のカカオ。
●フルーティで酸味が強い、ベネズエラのアラウカのカカオ。
●香ばしいナッツと甘いバニラのような香りのベトナムのカカオ。

全てのバランスと調和を考え抜いた、黄金比の様なブレンドで配合されています。

しかし、この配合こそ、最も時間をかけた場所だと話されました。
それは何故か?

先ず、いづ藤の守口大根味醂粕漬というお漬物は、通常のお漬物に比べて甘みが口の中で変化し、かなり複雑で奥行きのある味わいです。

この複雑さとチョコレートを、例えるなら楽器のチューニングを合わせるように、心地良い音=味わいというものを調整しなけばならないからでした。

その心地良い味わいというのは、最初に食べた瞬間から最後まで、まるで短い曲を奏でるように、口の中での味の変化を楽しめるものを目指していたそうです。

▲カカオについて熱く語る高須シェフ。

また、この味を完成させる為に、お漬物自体の味の調節も必要でした。

お漬物自体に敢えて陰干しにして水分を抜くという“エイジング”という作業を加えたらしいのですが、このエンジング作業は、チョコレート自身の作業工程にも用いる事がある技らしく、それを応用した結果、チョコレートと調和しやすいお漬物が完成したとのお話です。

そうして完成したモリグチジェットを、社員の方に食べて頂いた結果、予想を上回る完成度に驚いていたそう。

最初話をこのコラボの聞いた時は、「絶対合わない」と感じていた方も、「あれ、何コレ美味しい♡」と好評化だったそうです♪

お漬物とチョコレートなんで、誰も食べた事がないわけですから当然の反応ですよね。
しかし、高須シェフはこのコラボの話がきた時から、きっと合うだろうと思っていたんだとか。

何故なら、お漬物もチョコレートも同じ発酵食品、さらにはどちらもお酒に合う事から、不安はなかったのだとか。

不安どころか、お漬物という「和」というキーワードと、ほんものの味を守り続けるいづ藤のお漬物づくりの姿勢に、挑戦する価値を感じてくださったとの事でした。

チョコレートの可能性を広げる為に、新しい食材を模索していたところでもあったが、何でも良いわけではない為、今回のコラボのお話は高須シェフにしても、とても良いお話だと感じてくれていた様です。

普段、新しい食材を取り入れる時、基本的にチョコレートの味が主役にあるような設計で考えているそうなので、今回の様な“お互いの調和を考えたチョコレートづくり”は、レアなケースみたいですね。

こんなお話を聞くと、さらにモリグチジェットの希少性を感じます。

そんな、特別なモリグチジェットを包みこむパッケージも、もちろん今回のコラボの為だけの特別仕様でのお渡しです♪

▲今回の為だけの特別パッケージ。

上品な赤とゴールドの印字から、特別さに加えて高級感も感じます♪

そして注目して欲しいのが、パッケージ中央部のロゴです。
いづ藤の「藤」ロゴの周りを「CHOCOLATERIE TAKASU」のロゴが囲っているデザインとなっているのですが、このデザインの意味がとても素敵でお洒落。

“いづ藤のお漬物をCHOCOLATERIE TAKASUのチョコレートが包みこんでいる”という、モリグチジェットのつくりそのものを、ロゴで表したデザインなのです。

このデザインを考えてくださったCHOCOLATERIE TAKASU様のセンスに、いづ藤としても感銘です。

外装、中身全てにおいて、これほどまでに素敵な商品を開発していただいたCHOCOLATERIE TAKASU様に感謝申し上げます。

今後、海外への展開も視野にいれ発信していきたいと語る高須シェフ。
その際の、“日本人らしさ”の表現に繋げていきたいと話されていました。

もしかしたら海外では、チョコレートとお漬物の組み合わせが当たり前のものとして認識されていくかもしれませんね。

CHOCOLATERIE TAKASU様の今後の活躍が、今からとても楽しみです。

ちなみに、ワイン好きの高須シェフに今回のモリグチジェットにオススメのワインをお聞きしたところ、白ワインがオススメらしいです。


このモリグチジェットが、大切な方々との日常のワンシーンに、さり気ない気遣いと、華を添えてくれる商品になれることを願っております。

 


CHOCOLATERIE TAKASU(ショコラトリータカス)
〒460-0002 名古屋市中区丸の内3-19-14
営業時間 10:00~20:00(ラストオーダー18:00)
定休日 月曜日
TEL 052-973-0999
FAX 052-973-0990

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