いづ藤のよみものbook

清洲の特産「青瓜」

[守口漬のあれこれ]

新型コロナウイルスによる自粛が様々な場面で行われ、 社会的影響が大きくなっております。
愛知県でも緊急事態宣言が解除されるなど、 長い自粛生活もようやく明るい兆しが見え、 ホッとしているお客様方の顔が思い浮かび、 安堵の気持ちを感じております。

今回のいづ藤の読み物は、 私どもの看板商品である味醂粕漬のお漬物で使用している「瓜」 について深掘りしていきます。

 

青瓜の特徴

守口大根よりも、少しばかり味醂粕の風味を強く感じる「 瓜の味醂粕漬」。

いづ藤の瓜は、守口大根同様に、 愛知県と深い関わりがある瓜を使用しております。
それが、愛知県清洲市の特産品「青瓜」です。

「かりもり」という別名でも親しまれているこの青瓜は、 清洲市にゆかり深い、 織田信長公も好んで食べたという逸話があるほど、 その歴史は大変古く、 愛知県の伝統野菜として昔から食されてきました。

一般的な奈良漬に使われている白瓜よりも青瓜の方が色が薄く、 果肉が硬くパリっとした食感です。

その為、漬物以外で食される事はほとんどなく、 まさに漬物の為のお野菜と言えるのではないでしょうか。

 

 

青瓜の旬

一般的な瓜という野菜はこれからの暑い夏の季節に食してほしい野 菜です。

ご存知のように、 食材は旬な時期が一番栄養価も高く美味しいので、いづ藤では「 旬の美味しさ」にこだわり、瓜の味醂粕漬で使用する青瓜は、 全て旬の季節の“一番成り”のみを使用しています。

「最高」の食材を、「伝統」の方法で漬け込む事で、「ほんもの」 の味が完成するという想いを込めてつくっている瓜の味醂粕漬なのです。

 

青瓜の栄養素

瓜の主な栄養成分は、ビタミンC、カリウム、マグネシウムです。

特にこの“カリウム” は瓜を代表する栄養素である事は多くの方がご存知だと思います。
ではこの“カリウム” という栄養素はどんな栄養素なのでしょうか?

カリウムの主な役割は「水分保持」と「血圧の低下」で、 腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制し、 尿への排出を促してくれる為、 塩分の取りすぎを気にしている方や血圧が高めの方にオススメの栄 養素です。

または筋力低下や骨格筋の麻痺などの予防にも役立つと言われています。

 

これから暑くなり夏バテをおこしやすい季節です。
旬を食せるお漬物で、今年の夏を乗り切りましょう。

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